もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか
私がこれからの人生、危惧していること。
旦那様の海外転勤。
『もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか』金沢優(幻冬舎)
中学校の英語教師、桜木真穂。
彼女は英語の読み書きは完璧に出来るが、英会話はほとんどできない。
いくつもの英会話スクールに通うが一向に上達せず、今後の英語教育への自信も失っていく。
そんなとき、たまたま電車で見かけた「吉原龍子 英会話教室」。
看板のキャッチフレーズになっていた「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになると思いますか?」が気になり、教室に行ってみることに・・・。
とにかく、今の英語教育がなんで身になってないかってことがすごい熱意で伝わってきます。
歴史の時代背景から見ても、言われてみれば、もっともだよなあって感じ。
もちろん、私も英語を中学から高校まで6年間習ったはずですが、正直なにも身に付いてないと思います。
9月に新婚旅行でイタリアに旅行に行きました。
ないよりはいいだろうと付け焼き刃のイタリア語初歩の初歩という本を買ってCDを聞きました。
アプリもあればまあどうにかなるだろうって思ってたけど、甘かったなー。
結局、ザ・観光地みたいな所にしか行ってないから、現地の人も、観光客に優しいの。
んで、みんな英語で話しかけてくるの。
イタリアってイタリア語が主流で、英語できない人も多い、って聞いてたけど、まあ当たり前だよね。
日本でも外国人が集まりやすい場所は、英語しゃべれる人がいるもんね。
寺とか神社なんて、個人旅行で来てる人に説明するなら英語だよね。
ってことで、店に入って英語で話しかけられても、ちんぷんかんぷん。
旦那は少し留学経験があるので、私よりも出来るくらいだけど、わからないことももちろんある。
私は、センキューとソーリーしか行ってた記憶ない。
結局、英語なんですよ、英語出来ればなんですよ、って旅行で超実感した。
特に飛行機な。
英語が身に付いてないのは、やり方が悪い。
そりゃそうだよね、日本人が出すテストの英語と、ネイティブと話す英会話は同じに考えちゃダメだよねー。
しかも、昔から、江戸時代からやり方が変わってないんだから、時代錯誤と言われてもおかしくないわけです。
でも、伝統を重んじる(笑)年配の方は、新しいやり方を認めようとはしない。
阿蘇先生みたいな先生、いると思うんですよ。
ちょっと悪く書かれすぎてる気もするけど。
今の教育現場でも、やり方を変えないとと思ってやきもきしてる教員は多いと思う。
だって生徒がそもそも全然学ぶ意欲がないわけだし。
ダメでしょそれは(笑)
先生たちだって変える努力をしたい!
でも!日々激務なんですよ!!
先生たちは!!本当に!!!!!
授業、分掌、行事、部活、生徒指導、進路、PTA等々・・・。
自分の家庭だってあるのに、これじゃぁ、ねえ、教員ばっかり責められないよ・・・。
ちょっと話はそれたけど、英語だけじゃなく教育改革は本当に必要だと思う!
まぁ特に英語なんだと思うけど!
だってもう本にも書いてあったけど、英語喋れないとなにもできなくなる時代をひしひし感じてるもん!
イタリア旅行の時も思ったけど、ロシアで乗り換える時、前に並んでた中国人の若い女の子二人組が、アメリカ人ビジネスマンとめっちゃ仲良く話してるのすごいって思ったもん。
日本人って中国人や韓国人めちゃめちゃバカにする報道してるけど、たぶん日本人より英語話せるんじゃない?
技術、文化、人間性も大事だと思うけど!
そこにコミュニケーション力、つまり誰とでも渡り合える英語力がつけば!
最強だと思いませんか!みなさん!!!
そう思える本書でした。
私からしたら、この本の主人公は英会話スクールに挫折(わかる)けど、読み書きが完璧(わからない)って感じだったので、読み書きもさっぱりって人にもなんかうまく説明してほしかったなってのが本音です。
正直、修飾語とか前置詞とか冠詞とかなんぞや?ってレベルだから。
なにが修飾語とかからわかんないから。
とりあえず、英語を勉強していて損な時代は、ドラえもんがこんにゃく翻訳を出してくれない限り来ないと思うので、少し、見たものを単語にしてみるくらいは始めてみようかな・・・。
先にもお伝えしましたが、私の旦那様は将来転勤でアメリカに行く可能性が大いにあるそうです。
ついていきたくはないですが、5年ほどとなると、別居も寂しいし・・・。
今から本のように、喋れるように練習すれば、ついていける自信つくかな・・・。
私もこの教室通いたい・・・。
めっちゃおすすめなんで、ほんとみなさん読んでください。
以上です。